グラナーツ工房は1個から作れる小ロット専門のオリジナルアイテム制作工房です。【www.grand-arts.jp】

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原稿の作成方法(GIMP)

「GIMP」は無料の画像編集ソフトです。作ってみたいけどソフトがないよ!という方はぜひGIMPで作ってみましょう。
ここでは通常のカラー画像から原稿を作成する手順をご説明します。

1.テンプレートに画像を用意する

サンプル画像

この画像を使って原稿を作っていきます。

下記のリンクからテンプレートをダウンロードしてください。
ドキュメントのサイズが印刷範囲より大きいですが間違いではありません。
PNGファイルとPSDファイルの2種類あります。お好みでご使用ください。
ここではスキットルのテンプレートを使ってすすめていきます。
原稿テンプレートをダウンロードする

2.画像をグレースケールにする

サンプル画像

事前にテンプレートに画像を貼り付けます。画像をテンプレートにドラッグアンドドロップすれば貼り付けることができます。
イラストの場合、あらかじめ輪郭を強調しているとよりきれいに印刷されます。
テンプレートによっては枠レイヤーがある場合があります。不要の場合は非表示にするか削除してください。
画像の編集が終わったらメニューの「レイヤー>下のレイヤーと統合」で画像と背景のレイヤーを統合しておきます。

サンプル画像カラーモードをグレースケールへ変換します。
画像>モード>グレースケール」を選択します。

サンプル画像グレースケールの画像ができました。

3.画像をモノクロ2階調にする

サンプル画像

上部メニューバーの「フィルター>変形>Newsprint」を選択します。

サンプル画像

Newsprintのダイアログで、ColorModelは「Black on White」、Patternは「Circle」、Periodは「20~30」、Angleは45」を選択して「OK」ボタンを押してください。
Periodはドットの大きさを決めます。数値が小さいとドットは細かくなり、数値を大きくするとドットが大きくなります。
イラストでは「20-30」、写真では「15-20」が目安となります。
※ところどころ日本語訳されてない箇所があるようです。
※ここでの設定はあくまで例示的なものです。この設定でしなければならないわけではありません。

サンプル画像モノクロ2階調の画像ができました。

「淡色加工」を行う場合は、画像の色調を反転させる必要があります。「4.階調を反転させる」へすすんでください。
それ以外の場合は「5.黒部分を選択する」へすすんでください。

4.階調を反転させる

サンプル画像「色>階調の反転」を選択します。

サンプル画像白の部分と黒の部分が反転した画像になります。
レイヤーを統合して以下なった場合、背景色(白色)が残る場合があります。
その場合、レイヤーを統合してから再度反転させるか、背景色を黒で塗りつぶしてください。

サンプル画像ファジーツールで反転後の「背景部分の黒の部分」をクリックします。
選択できていない部分がある場合は、Shiftキーを押しながら未選択の背景部分を選択していきます。

サンプル画像「選択>選択範囲の反転」を選択します。

サンプル画像次に「選択>選択範囲の拡大」を選択します。

サンプル画像選択範囲の拡大ダイアログ画面が表示されるので拡張量を入力しOKボタンを押します。
この拡張量が画像の輪郭線の太さとなります。拡張量は何度か試してバランスのいい数値を見つけてください。ここでは「40 pixel」に設定します。

サンプル画像再度、「選択>選択範囲の反転」を選択します。

サンプル画像描画色を白色に選択してから、「編集>描画色で塗りつぶす」を選択します。

サンプル画像これで階調反転した画像が完成しました。

5.黒部分を選択する

サンプル画像左バーの色域を選択ツールを選択して、画像の黒の部分をクリックします。すると画像の黒部分がすべて選択されます。
もしうまく選択されない場合は許容値が「255」になっている可能性があります。許容値を「0」にしてもう一度選択してください。

6.パスを作成する

サンプル画像黒部分が選択された状態で、メニューの「選択>選択範囲をパスに」を選択します。

サンプル画像これで画像のパスが出来上がりました。画面右下のパスウィンドウに「選択範囲」パスが作成されているはずです。

7.キャンバスのパスを作成する

このまま保存するとキャンバスの大きさの記録が残らず原稿の位置が分からなくなります。
そこでキャンバスのパスを作成します。

サンプル画像左バーの「矩形選択ツール」を選択します。
マウスをドラッグして原稿全体を指定します。

サンプル画像メニューの「選択>選択範囲をパスに」を選択します。

サンプル画像これでキャンバスのパスが出来上がりました。
画面右下のパスウィンドウに「選択範囲 #1」パスが作成されているはずです。

サンプル画像パスのレイヤーが2つになったので1つに統合します。
パスウィンドウの図の部分をクリックして目のアイコンを表示させてパスを可視化状態にします。
両方のレイヤーに目のアイコンが表示されていることを確認してから、パスメニューボタンを押します。
※パスメニューボタンは小さいので分かりにくいです。

サンプル画像「パスメニュー>可視パスの統合」を選択します。

サンプル画像これでパスが統合されました。

8.原稿を保存する

サンプル画像先ほどのパスメニューボタンを押して「パスメニュー>パスのエクスポート」を選択します。

サンプル画像パスをSVG形式でエクスポートのダイアログが表示されます。
GIMPではファイル保存の際、拡張子が自動的には付かないのでファイル名と一緒に打ち込む必要があります。
なので、ファイル名のうしろに必ず「.svg」と打ち込んでください。
最後に保存ボタンを押します。
※PhotoshopではEPS形式ですが、GIMPではSVG形式での保存となります。

これで原稿データは完成です。
原稿のアップロードへ進んでください。